運命に導かれた転生魔女は、呪われた王太子を救いたい
「長い時を経て、アレクシス殿は生まれた。いいえ、もしかすると、ふたりはすでに幾度も出会いを繰り返していたかもしれませんね。だからこそ、あのほこらにイザベラの魂はなかったのかもしれません」
「わかっていて、どうしてアレクをあのほこらに?」
アレクがイザベラのほこらへ向かったのは、ライナス3世の予言があったからだ。その目的はいったいなんだったのか、彼はそれを口にする。
「結界がほころび始めていたからですよ。イザベラの力が必要だったのです。予言は少々、賭けでした。しかし、奇跡は起きた。見事にイザベラは復活したのです」
それが、私。
アレクに出会うベくして導かれた、私。
「じゃあ、アドリアさんとは関係ないんですか?」
セレナはポロリとこぼした。
「アドリア・ハートウェルさんをご存知ありませんか? イザベラの呪いで亡くなられたと思われています。だから、イザベラの討伐に乗り出したのだとばかり……」
ライナスはわずかに驚いたような顔をする。
アドリアが亡くなったあと、ライナスは予言した。アレクをほこらに向かわせるために。てっきり、関係があるとばかり思っていたけれど、違うのだろうか。
「もちろん、アドリア・ハートウェルのことは知っています。それに関してですが……」
ライナスが慎重に話し始めたそのとき、彼は突然、厳しい顔つきになった。
「……どうしたんですか?」
「地を揺るがす轟音が響きました。王宮の方角から……赤い炎が立ちのぼっています」
「なに……っ?」
ライナスの目には何が見えているのか。セレナは戸惑い、勢いよく立ち上がるアレクに、彼は厳かに告げる。
「すぐに王宮へ向かいましょう。イザベラの怨念を復活させてはなりません」
「わかっていて、どうしてアレクをあのほこらに?」
アレクがイザベラのほこらへ向かったのは、ライナス3世の予言があったからだ。その目的はいったいなんだったのか、彼はそれを口にする。
「結界がほころび始めていたからですよ。イザベラの力が必要だったのです。予言は少々、賭けでした。しかし、奇跡は起きた。見事にイザベラは復活したのです」
それが、私。
アレクに出会うベくして導かれた、私。
「じゃあ、アドリアさんとは関係ないんですか?」
セレナはポロリとこぼした。
「アドリア・ハートウェルさんをご存知ありませんか? イザベラの呪いで亡くなられたと思われています。だから、イザベラの討伐に乗り出したのだとばかり……」
ライナスはわずかに驚いたような顔をする。
アドリアが亡くなったあと、ライナスは予言した。アレクをほこらに向かわせるために。てっきり、関係があるとばかり思っていたけれど、違うのだろうか。
「もちろん、アドリア・ハートウェルのことは知っています。それに関してですが……」
ライナスが慎重に話し始めたそのとき、彼は突然、厳しい顔つきになった。
「……どうしたんですか?」
「地を揺るがす轟音が響きました。王宮の方角から……赤い炎が立ちのぼっています」
「なに……っ?」
ライナスの目には何が見えているのか。セレナは戸惑い、勢いよく立ち上がるアレクに、彼は厳かに告げる。
「すぐに王宮へ向かいましょう。イザベラの怨念を復活させてはなりません」