秘密の多い後輩くんに愛されています
「父親が社長だって知ったら舞花先輩が色々とプレッシャーを感じると思って。だって、俺たち結婚を前提に付き合ってるし。まぁ、いつかは話さなきゃと思ってたけど」
「早いうちに知れてよかったよ。もう、他に隠してることはないよね?」
「……ないですよ」
私のことを見つめていた暁斗の目が泳ぐ。
それに敬語に戻ってる。
「吐きなさい」
「……実は舞花先輩を小説のモデルにしたことがあって」
「い、いつ⁉ どの小説」
「当ててみて」
「じゃあ、本棚見てきてもいい?」
「ごめん、それは明日にして」
暁斗はそう言って立ち上がろうとした私をベッドの中へと引き戻した。
髪に、額に、頬に、順に口づけが落とされる。
最後に唇が重なって、私は暁斗の腕の中で甘い夜に溺れた。
fin.


