スパダリ御曹司は政略妻とベビーに一途愛を証明する
「あ、具体的な日程とか、そういう話ってまだしていないから」
「してもいいの? そうしたらもうやめられないけど」

「結婚前提で始まったじゃないですか。少なくとも、私はやめたいなんて思っていません。朔也さんがやめたいと思っているなら……話は別なんですが……」

 急かしてはいけない。そう思うのに急かすような言葉が止められない。
 変な発言をしていると思う。あきれられていたらどうしよう……!

 ぎゅっと手を握り込んだとき、朔也さんの手がそんな私の手を包んだ。

 驚いて呼吸が止まりそうになる。

 初めて触れた彼の手は、想像していたよりずっと温かくて、大きかった。
 視線を上げれば、彼がまっすぐに私を見つめていた。

「七海さん。俺と結婚する覚悟は本当にある?」
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