スパダリ御曹司は政略妻とベビーに一途愛を証明する

 その言葉に驚いた途端、体がふわりと浮く。

 朔也さんに持ち上げられたとわかったのは、すぐにそのままベッドに下ろされたときだった。

 頭がついていかない。

 だけど、見上げた先に彼の顔が来て、そのうち彼の手が顔の横に下ろされる。
 ギシッと大きなベッドのきしむ音を聞いたときには、彼の唇が首筋に埋まった。

「あっ……」

 ぴりっとした小さな刺激が与えられるたび、小さく声が漏れる。
 慌てて手の甲を口もとにあてていたら、それに気づいた彼にその手を取られた。

「これはダメ」
「でも、声が出たら……」

「全部聞かせて。ずっと聞きたかったんだから」

「……え? ふぅっ……」
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