スパダリ御曹司は政略妻とベビーに一途愛を証明する

 次は唇にキスをされる。
 彼がキスをするたび、鼓動は速まり、熱が上がる。

 声もいつの間にか抑えられなくなって、そんな私に「かわいいな」と微笑む彼。

 そしてひとつになったとき、朔也さんは「好きだ、ずっと好きだった」と何度もささやいた。


 それがあきらかにリップサービスだってわかる。

 慣れている男性は、女性をその気にさせるのがうまいのだろう。

 でも、リップサービスだとわかっていても、私はその言葉がうれしくて、そして、嘘だとわかっていても、その言葉に溺れていたかった。
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