スパダリ御曹司は政略妻とベビーに一途愛を証明する
***

 それからの日々は、まさに育児一色。

 朔也さんは、できる限り……いや、それ以上に育児に協力的だった。
 おかげで、朔太郎もすっかりパパっ子だ。

 彼が深夜に持ち帰った仕事をしている姿も何度も見かけた。そのたび、無理はしないでほしいと伝えたが、育児の時間を最優先にしたいと言って譲らなかった。

 帰宅すれば真っ先に朔太郎のそばへ。オムツ替えもお風呂も寝かしつけも、すべて率先してやってくれる。家事だって、料理以外は完璧だ。

「料理だけはちょっと苦手なんだ」

 私はそんな彼の言葉に親近感が湧いて、なぜか少しホッとしていた。
< 37 / 42 >

この作品をシェア

pagetop