幼馴染みの重たい愛の隠しごと(マンガシナリオ)
ろう。
だって、亮くんは私に好きと言われても、好きと言っても、動じなかった…、なんとも思ってない子だからこそ…きっとそうなんだって…、突きつけられた…。

何も持たず、身一つで家を飛び出そうと、ドアノブに手を掛けると、もう片方の手が、ごつごつしていて、大きな手に捕まれた。

「まなか!どうしたの?外は危ないって!まなか、ちゃんと話してよ」

なんでっなんで亮くんは私に優しくするの?好きでもない子にっ……。

私は今までにない程強い力を出して、亮くんの手をはらいのけた。

「亮くんは中途半端だよっ!そういうこと、誰にでもしないでっ!…………き、でも、ないのにっ……」
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