晴のうち、雨。
「ルールは愛してると言って、笑ったり照れたりした方が負けです。ちなみに負ける予定はないので手加減なしでやらせていただきます」

「わかった。もし、俺が勝ったら敬語をやめて。で、うららが勝ったら俺と遊びに行こ」

え、私の褒美なくない?
勝っても負けても嫌なんだけど。
そんな横暴な、、、、。

「いいですよ」

やると言ってしまったからにはやるしかない。
けれど敬語は絶対無理だから絶対勝つ。

「では、千夜くんからどうぞ」

「うん。、、、、愛してる」

耳元で囁かれる声。
え、それありなの!?ずるくない!?
顔が赤くなりかけたがなんとか保つ。

だめだめ、負けたら敬語なしになるんだから。耐えなくちゃ。

「では私の番ですね」

耳元でやられたからには私も耳元でやり返す。

「愛しています」

優しく、低く、よく響く声で微笑みながら言った。

その途端、ボッと音が出そうなほど千夜の顔が赤く染まった。
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