転生聖女は、ユニコーンと逃げ出した
護衛騎士に問いかけられ、ここに至るまでの経緯を大雑把にしか話してなかったと気づく。
「ユニコーン……」
「ユーニィ!」
素直に起きた出来事を説明していいものかと悩んで、あの子を呼べば――。
ユニコーンは「大丈夫だよ」と太鼓判を押すように元気よく鳴く。
ディルクさんは私の夫になる人で、カルトンさんとリルマさんは彼の信頼する側使えだ。
念の為、自分の口から説明しておくべきだろう。
私は恐る恐る、神殿から逃げ出す直前に起きた出来事を語った。
「ディルクさんとの結婚を了承できないのであれば、今すぐ命を断つようにと、言われたので……。自害する、つもりでした。その直前、この子に止められて……」
「なんだと!?」
ディルクさんは苛立ちを隠しきれない様子で声を発する。
私はその姿を目撃し、思わず全身を震わせて怯えてしまった。
「落ち着けよ。嬢ちゃんが大事なのはよくわかるが…。怒鳴り散らしたって、原因を作った奴は始末できねぇぞ」
「す、すまない……」
「ユニコーン……」
「ユーニィ!」
素直に起きた出来事を説明していいものかと悩んで、あの子を呼べば――。
ユニコーンは「大丈夫だよ」と太鼓判を押すように元気よく鳴く。
ディルクさんは私の夫になる人で、カルトンさんとリルマさんは彼の信頼する側使えだ。
念の為、自分の口から説明しておくべきだろう。
私は恐る恐る、神殿から逃げ出す直前に起きた出来事を語った。
「ディルクさんとの結婚を了承できないのであれば、今すぐ命を断つようにと、言われたので……。自害する、つもりでした。その直前、この子に止められて……」
「なんだと!?」
ディルクさんは苛立ちを隠しきれない様子で声を発する。
私はその姿を目撃し、思わず全身を震わせて怯えてしまった。
「落ち着けよ。嬢ちゃんが大事なのはよくわかるが…。怒鳴り散らしたって、原因を作った奴は始末できねぇぞ」
「す、すまない……」