転生聖女は、ユニコーンと逃げ出した
「さすが。街の治安維持に努めている騎士団は、初動が早いな」
感心した様子で口笛を吹くカルトンさんの言葉を受けたからか。
姿を見せた騎士集団の先頭に立っていた男性が、大きな声で報告する。
「神殿から神獣を連れて逃げた聖女シエルが現れたと報告を受け、馳せ存じました!」
ディルクさんは小さく頷くと、足を止めて彼らに命じた。
「これから、神殿と小競り合いが起きる」
「はっ」
「彼女と神獣の安全を第一に考えろ。あちらが武力行使に出るなら、全力で潰せ」
「承知いたしました!」
ディルクさんの命令を受けた彼らは、当然のように了承する。
その姿を横から眺めていた私は、思わず感心してしまった。
私が騎士団員であれば、どうして重罪人を守る必要があるんだと口答えしたから……。
「ユーニィ?」
私が心ここにあらずな様子でそのやり取りに気を取られていたのが気になったのかな。
不思議そうな鳴き声を上げたユニコーンは、「早く行こうよ」と急かす。
あの子の身体を撫でつけた私は、ディルクさんに目配せをしてから再び歩き出した。
感心した様子で口笛を吹くカルトンさんの言葉を受けたからか。
姿を見せた騎士集団の先頭に立っていた男性が、大きな声で報告する。
「神殿から神獣を連れて逃げた聖女シエルが現れたと報告を受け、馳せ存じました!」
ディルクさんは小さく頷くと、足を止めて彼らに命じた。
「これから、神殿と小競り合いが起きる」
「はっ」
「彼女と神獣の安全を第一に考えろ。あちらが武力行使に出るなら、全力で潰せ」
「承知いたしました!」
ディルクさんの命令を受けた彼らは、当然のように了承する。
その姿を横から眺めていた私は、思わず感心してしまった。
私が騎士団員であれば、どうして重罪人を守る必要があるんだと口答えしたから……。
「ユーニィ?」
私が心ここにあらずな様子でそのやり取りに気を取られていたのが気になったのかな。
不思議そうな鳴き声を上げたユニコーンは、「早く行こうよ」と急かす。
あの子の身体を撫でつけた私は、ディルクさんに目配せをしてから再び歩き出した。