転生聖女は、ユニコーンと逃げ出した
「目障りだな……」
「おいおい。そんなこと言うなって。国民達が、あんたの訪れを歓迎してんだぜ?」
「シエル以外から見られて、喜ぶ趣味はない」
「ほんと、一途だねぇ」
後方に騎士団員が増えたせいで、思ったよりも街の人々から注目を浴びてしまった。
この状況にディルクさんは、居心地の悪さを感じているらしい。
「殿下ー!」
時折聞こえてくる黄色い声援を不愉快そうに無視して塩対応を決め込む彼の反応を見かねたのだろう。
「カルトン様ー!」
「おー。いつも応援、ありがとな!」
「きゃあー!」
カルトンさんが、殿下の代わりに笑顔で手を振る。
――まるで、アイドルみたいね……。
みんなから愛されるディルクさんの婚約者になって、本当によかったのかしら……?
私は不安な気持ちでいっぱいになりながら、王城へとやってきた。
「ほんとに来ねぇな。そいつら使って、呼んできたほうが早くね?」
「騎士団員を、伝書鳩扱いするな」
ディルクさんはカルトンさんに吐き捨てると、不審者の侵入を阻む門番へ挨拶した。
「おいおい。そんなこと言うなって。国民達が、あんたの訪れを歓迎してんだぜ?」
「シエル以外から見られて、喜ぶ趣味はない」
「ほんと、一途だねぇ」
後方に騎士団員が増えたせいで、思ったよりも街の人々から注目を浴びてしまった。
この状況にディルクさんは、居心地の悪さを感じているらしい。
「殿下ー!」
時折聞こえてくる黄色い声援を不愉快そうに無視して塩対応を決め込む彼の反応を見かねたのだろう。
「カルトン様ー!」
「おー。いつも応援、ありがとな!」
「きゃあー!」
カルトンさんが、殿下の代わりに笑顔で手を振る。
――まるで、アイドルみたいね……。
みんなから愛されるディルクさんの婚約者になって、本当によかったのかしら……?
私は不安な気持ちでいっぱいになりながら、王城へとやってきた。
「ほんとに来ねぇな。そいつら使って、呼んできたほうが早くね?」
「騎士団員を、伝書鳩扱いするな」
ディルクさんはカルトンさんに吐き捨てると、不審者の侵入を阻む門番へ挨拶した。