転生聖女は、ユニコーンと逃げ出した
「ユーニィ!」
「へいへい」
その様子は、明らかに尋常ではない。
護衛騎士は、この子に呼ばれることを予測していたようだ。
抵抗することなく、ディルクさんの後方に立つ。
なんだか彼は、悪戯が成功した時の子どものような表情をしていて……。
私がその視線の意味を測りかねていると、一角獣が「間に合ってよかった」とほっとしたような鳴き声を上げた。
「ユニィ……」
「こ、これは……っ!」
神獣が「一仕事終えた僕を褒めて!」と言わんばかりにディルクさんへ身体を寄せた直後、司祭にある異変が起きる。
何かを悟って声を震わせ、騒ぎ始めたのだ。
「神は私に、すべての罪を曝け出せと仰るのですね……!」
胸元で両手を組んで両目から涙を流した男は、明らかに様子がおかしい。
「わかりました。懺悔いたしますので、よくお聞きください……!」
彼は口元を綻ばせ、嬉々として自らの罪を告白する。
「年頃の目麗しい娘を集めて聖なる力が発現したと嘘をつき、慰み者にしました。神獣が怒り、聖女に懐かないのは無理もありません。ユニコーンは、清らかな乙女を好みますので!」
「へいへい」
その様子は、明らかに尋常ではない。
護衛騎士は、この子に呼ばれることを予測していたようだ。
抵抗することなく、ディルクさんの後方に立つ。
なんだか彼は、悪戯が成功した時の子どものような表情をしていて……。
私がその視線の意味を測りかねていると、一角獣が「間に合ってよかった」とほっとしたような鳴き声を上げた。
「ユニィ……」
「こ、これは……っ!」
神獣が「一仕事終えた僕を褒めて!」と言わんばかりにディルクさんへ身体を寄せた直後、司祭にある異変が起きる。
何かを悟って声を震わせ、騒ぎ始めたのだ。
「神は私に、すべての罪を曝け出せと仰るのですね……!」
胸元で両手を組んで両目から涙を流した男は、明らかに様子がおかしい。
「わかりました。懺悔いたしますので、よくお聞きください……!」
彼は口元を綻ばせ、嬉々として自らの罪を告白する。
「年頃の目麗しい娘を集めて聖なる力が発現したと嘘をつき、慰み者にしました。神獣が怒り、聖女に懐かないのは無理もありません。ユニコーンは、清らかな乙女を好みますので!」