転生聖女は、ユニコーンと逃げ出した
カルトンさんと話を終えた彼は席を立つと、当然のように私を抱き上げる。
2度目ともなれば、慣れたものだ。
私は落ちないように気をつけながら彼の首筋に両腕を回す。
そして、離れないように強くしがみつく。
「ユーニッ。ユニ!」
先程までディルクさんとじゃれ合っていたユニコーンは、瀕死の重傷を負った司祭へさらに追い打ちをかけるように、額の角や両足を使ってビシバシと叩いて虐め抜く。
「行こう」
その様子を目にした婚約者は、神獣へ一声かけてから出口に向かって歩き出した。
「ユニィ!?」
ユニコーンは「置いていかないで!」と情けない鳴き声を上げると、慌てて私を抱き上げる彼の後ろをついてきた。
――そのあとのことは記憶が曖昧で、あまりよく覚えていない。
「俺が戻るまで、カルトンの指示に従え」
「承知いたしました」
「用事を済ませたら、すぐに合流する」
ディルクさんが騎士団員さんたちとお話していたような気がするし……。
「ユーニィッ!」
上機嫌なユニコーンが、嬉しそうな鳴き声を上げて後ろをついてきて……。
2度目ともなれば、慣れたものだ。
私は落ちないように気をつけながら彼の首筋に両腕を回す。
そして、離れないように強くしがみつく。
「ユーニッ。ユニ!」
先程までディルクさんとじゃれ合っていたユニコーンは、瀕死の重傷を負った司祭へさらに追い打ちをかけるように、額の角や両足を使ってビシバシと叩いて虐め抜く。
「行こう」
その様子を目にした婚約者は、神獣へ一声かけてから出口に向かって歩き出した。
「ユニィ!?」
ユニコーンは「置いていかないで!」と情けない鳴き声を上げると、慌てて私を抱き上げる彼の後ろをついてきた。
――そのあとのことは記憶が曖昧で、あまりよく覚えていない。
「俺が戻るまで、カルトンの指示に従え」
「承知いたしました」
「用事を済ませたら、すぐに合流する」
ディルクさんが騎士団員さんたちとお話していたような気がするし……。
「ユーニィッ!」
上機嫌なユニコーンが、嬉しそうな鳴き声を上げて後ろをついてきて……。