転生聖女は、ユニコーンと逃げ出した
「ま、待って! カルトンさんは味方よ! 攻撃しないで!」
「ユニッ?」
神獣は慌てて歩みを止め、「どうして駄目なの?」と不思議そうにこちらを見つめる。
ひらひらと手首を動かしてあの子を呼びつければ、ユニコーンは触れ合える場所まで戻ってきてくれた。
「いい子ね……」
「ユーニィ……」
美しい四肢を優しく撫でつけて落ち着かせたあと、ディルクさんに視線を戻す。
このままここにいたら、いつあの子がカルトンさんに喧嘩を売るかわかったものではない。
「行こうか」
「……はい」
ディルクさんは、視線に込めたこちらの意図に気づいたようだ。
私は差し出された手を取り、彼と共に会場を目指した。
会場へやってきた私は、思わず目を見張る。
「お客さんが、いっぱいいるわ……」
壁に立てかけられた絵画を物珍しそうに観察する老人から手を繋いで楽しそうに会話をしながら見て回る親子まで、室内にはたくさんの人々がひしめき合っていた。
「ユニーン!」
「ユニッ?」
神獣は慌てて歩みを止め、「どうして駄目なの?」と不思議そうにこちらを見つめる。
ひらひらと手首を動かしてあの子を呼びつければ、ユニコーンは触れ合える場所まで戻ってきてくれた。
「いい子ね……」
「ユーニィ……」
美しい四肢を優しく撫でつけて落ち着かせたあと、ディルクさんに視線を戻す。
このままここにいたら、いつあの子がカルトンさんに喧嘩を売るかわかったものではない。
「行こうか」
「……はい」
ディルクさんは、視線に込めたこちらの意図に気づいたようだ。
私は差し出された手を取り、彼と共に会場を目指した。
会場へやってきた私は、思わず目を見張る。
「お客さんが、いっぱいいるわ……」
壁に立てかけられた絵画を物珍しそうに観察する老人から手を繋いで楽しそうに会話をしながら見て回る親子まで、室内にはたくさんの人々がひしめき合っていた。
「ユニーン!」