転生聖女は、ユニコーンと逃げ出した
アトリエの外に出るのは神殿の人間に見つかるリスクを高めてしまうから、極力避けたかった。
だが、こちらの事情を知らない店主には言いがかりをつけられたと勘違いさせてしまったようだ。
こういう時、どうやって誤解を解けばいいのだろう?
お尋ね者なんですと、正直に話すわけにはいかないし……。
私はなんとも言えない気持ちでいっぱいになりながら、助けを求めるようにディルクさんを見つめた。
「めぼしいものは、商品名を控えておけばいい」
「でも……」
「俺が買いにくる」
「それでは、ディルクさんにご迷惑を……」
「気にしない。ここへは、よく来る。俺が無理なら、カルトンに頼めばいいだけだ」
ディルクさんはカルトンさんをとても信頼しているようだけれど、私は彼と挨拶以外の会話をしたことがないのだ。
そんな状態で、買い物を頼むなんてできるわけがなかった。
「ほら。紙とペン。さっさと書いて、さっさと帰りな! 不審者だって、通報される前にね」
だが、こちらの事情を知らない店主には言いがかりをつけられたと勘違いさせてしまったようだ。
こういう時、どうやって誤解を解けばいいのだろう?
お尋ね者なんですと、正直に話すわけにはいかないし……。
私はなんとも言えない気持ちでいっぱいになりながら、助けを求めるようにディルクさんを見つめた。
「めぼしいものは、商品名を控えておけばいい」
「でも……」
「俺が買いにくる」
「それでは、ディルクさんにご迷惑を……」
「気にしない。ここへは、よく来る。俺が無理なら、カルトンに頼めばいいだけだ」
ディルクさんはカルトンさんをとても信頼しているようだけれど、私は彼と挨拶以外の会話をしたことがないのだ。
そんな状態で、買い物を頼むなんてできるわけがなかった。
「ほら。紙とペン。さっさと書いて、さっさと帰りな! 不審者だって、通報される前にね」