さよなら、ブルートレイン
田舎には、東京まで直通の新幹線もなく、乗り継ぎが面倒なので、上京する時も、帰省する時も、ブルートレインを使っていた。
大学生になった私は、たったひと月で、人が変わったようにキラキラした日々を送るようになった。
全く笑わなかったのが嘘のように、いつも笑ってばかりいる。
友達も多く、モテモテで彼氏も途切れることなく、悪く言えば取っ替え引っ替え状態。
おもむろに目標も見つかり、これが遅れてきた青春なのかな、と感じる。
本当は、あんな田舎には、盆暮れ正月の年二回でさえ帰りたくはない。
ただ、学生の間は、学費を払ってくれている親への義理で、渋々帰るだけのこと。
帰ったところで、当然、誰かと約束して会ったりするはずもない。
大学生になった私は、たったひと月で、人が変わったようにキラキラした日々を送るようになった。
全く笑わなかったのが嘘のように、いつも笑ってばかりいる。
友達も多く、モテモテで彼氏も途切れることなく、悪く言えば取っ替え引っ替え状態。
おもむろに目標も見つかり、これが遅れてきた青春なのかな、と感じる。
本当は、あんな田舎には、盆暮れ正月の年二回でさえ帰りたくはない。
ただ、学生の間は、学費を払ってくれている親への義理で、渋々帰るだけのこと。
帰ったところで、当然、誰かと約束して会ったりするはずもない。