御影の王
「そう言えばさ」

放課後。

クラスメイトの一人が俺に話しかけてくる。

「紅君と同じ日に、もう一人転校生が来たの知ってる?」

「もう一人?」

オウム返しに尋ねる。

「うん、一年の女の子らしいんだけどさ。ものすごい可愛い女の子らしいよ。成績も良くてスポーツ万能で、特に剣道強いんだってさ」

「ほぅ…」

俺は帰り支度を整えながら、クラスメイトの話を聞いていた。

同じ日に転校してきたというだけでも興味をそそられる。

その上、才色兼備。

そこまで聞かされては、一目見てみたいと感じるのは男の性だろう。

「少し…覗いて見るとするか」




< 7 / 70 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop