白衣の下に潜む静かな溺愛 ―命を救う手と音を奏でる指先のあいだで―
悠真先生に愛されてから死にたい!

その時、病室のドアが開いた。

「美玖!」

昼間見た私服のままの悠真先生が、私の目にスローモーションで飛び込んできた。

急いでジャケットを脱いで、それを投げ捨てると、私の顔を覗き込んだ。

「あああああ、せんせえええええ。」

「酸素上げて!痙攣止まらなければセルシン投与して!」

「はい!渡部先生!」

来てくれた。悠真先生が来てくれた。

「遅くなってごめん、美玖。」

その瞬間、目の前が暗くなった。

「美玖?美玖!しっかりしろ!」

悠真先生はそう言うと、靴を脱いで私の上に乗った。

「エアウェイ準備!サイズSで。」

私の喉に素早く器具を挿入する。

そこに悠真先生の医療用のシャツを手に持った篠田先生がやってきた。
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