白衣の下に潜む静かな溺愛 ―命を救う手と音を奏でる指先のあいだで―
翌朝。目を覚ますと先生は、私の隣で眠っていた。

安心した寝顔。よく眠れたのかな。

よく分からなくて、先生の頬に手を当ててみた。

「ん?」

先生が目を覚ます。

「起こしちゃった?」

「ふふふ。美玖に起こされちゃった。」

カァーっと顔が赤くなると、悠真先生は大きな欠伸をした。

「よく眠れた?」

「うん。先生は?」

聞くと先生は、笑いながらこう言った。

「死ぬほど寝た。やばい。美玖の安眠効果、抜群。」

それを聞いて私も笑ってしまった。

「このまま美玖の隣でまだ寝たいけど。手術の準備あるからね。」

先生は起き上がると、医療用のシャツを手に取った。

細い筋肉質な体。

あの体に抱かれたなんて。

考えるだけでも恥ずかしくなった。

「美玖はもう少し寝ててもいいよ。」
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