白衣の下に潜む静かな溺愛 ―命を救う手と音を奏でる指先のあいだで―

第7章 Lento ―沈黙の旋律

私が目を覚ましたのは、太陽が傾く夕方だった。

「んん……」

なんだかボケーッとしながら、周りを見るとベッドサイドで悠真先生が寝ていた。

「悠真先生?」

腕を組みながら、コクコクっと眠っている先生。

もしかして、仕事で疲れている?

このまま寝かせてあげようか。

私は悠真先生を見ながら、周りのモニターを見た。

相変わらず私の血圧や、脈拍などを計測してくれるモニター。

こうしてみると、私の体は機械で管理されているのかもしれない。

しばらくして、鷲尾先生がICUに入って来た。

「天音さん?もしかして起きたの?」

私の顔を覗き込んで驚いている。

「ちょっと悠真君!起きて!」

鷲尾先生が眠っている悠真先生を起こそうとしている。

「あ、そっとしておいてあげてください。」
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