白衣の下に潜む静かな溺愛 ―命を救う手と音を奏でる指先のあいだで―
お母さんが病室を出て行った後、私は悠真先生をチラッと見た。

「ねえ、悠真先生。この恋愛は、私の片想いってことにしない?」

「どうして?」

悠真先生は椅子に座ると、私の頬に触れた。

ドキッとして、胸の鼓動が早くなる。

「なんか、お母さんがやたら私の恋に、乗り気なんだもん。付き合っているっていったら、絶対質問攻めにあうよ。」

あははと笑った悠真先生。

笑ってないで、少しは考えて欲しい。

こうして見ると、悠真先生はイケメンだ。

たまに患者さんに囲まれていたこともある。

人気なのはその腕もあるけれど、見た目もあるのかもしれない。

「悠真先生。私、先生の事が好きよ。」

「俺もだ、美玖。」

悠真先生はそっと私を抱きしめると、優しいキスを唇にくれた。
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