白衣の下に潜む静かな溺愛 ―命を救う手と音を奏でる指先のあいだで―
そして黒川先生は、副院長にも詰め寄った。
「副院長。天音さんの家の近くに、リハビリ施設があります。そこに紹介状を書く。それでいいですね。」
「ああ、そうしてくれ。」
副院長はそう言うと、書類を持って第2カンファレンスルームを出た。
院長や看護部長、事務局長もやれやれと言った感じで、出て行く。
黒川先生達も俺の背中を叩いて、何も言わずに去って行く。
残ったのは、美玖と俺二人だった。
「ごめん、美玖。君を守れなかった。」
そう言うと美玖は、俺を抱きしめた。
「あのね。事情聴取の時に、副院長先生にたった一度だけですかって聞かれて、悔しかったの。」
俺は美玖の背中に腕を回した。
「だから、愛して貰ったのは一回だけじゃないです。2度も3度もですって言っちゃった。」
「副院長。天音さんの家の近くに、リハビリ施設があります。そこに紹介状を書く。それでいいですね。」
「ああ、そうしてくれ。」
副院長はそう言うと、書類を持って第2カンファレンスルームを出た。
院長や看護部長、事務局長もやれやれと言った感じで、出て行く。
黒川先生達も俺の背中を叩いて、何も言わずに去って行く。
残ったのは、美玖と俺二人だった。
「ごめん、美玖。君を守れなかった。」
そう言うと美玖は、俺を抱きしめた。
「あのね。事情聴取の時に、副院長先生にたった一度だけですかって聞かれて、悔しかったの。」
俺は美玖の背中に腕を回した。
「だから、愛して貰ったのは一回だけじゃないです。2度も3度もですって言っちゃった。」