白衣の下に潜む静かな溺愛 ―命を救う手と音を奏でる指先のあいだで―
美玖の明るさに、俺が救われた。

「3回はウソだよ。」

「でも2回はしたわ。」

美玖は舌をペロッと出した。

「あーあ。転院か。もう悠真先生の回診は、受けられないのね。」

「ごめん。」

俺の方こそ、美玖に会えなくなるのが寂しくてたまらない。

「美玖。」

俺は彼女の耳元で囁いた。

「どんなに離れていても、美玖を想わない時はない。」

「悠真先生……」

「君は俺の生きる希望だ。俺の人生そのものだ。」

美玖は少し離れると俺の顔を覗き込む。

「大袈裟よ。」

「いや、本当の事だよ。」

そしてどちらからともなく、唇を重ねた。

柔らかい感触が、深く深く重なって行く。

「んん……」
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