白衣の下に潜む静かな溺愛 ―命を救う手と音を奏でる指先のあいだで―
そして悠真先生が連れて行ってくれたのは、近くにあるショッピングモールだった。

「うわあ。何でもある。」

たくさんのお店が並ぶ中、下着屋さんが私の目に入ってきた。

店頭に並ぶのは、かわいい下着だ。

「どうしたの?」

悠真先生が下着屋の前にいる私を見つける。

「えっ、いや。」

「下着?欲しいの?買ってあげるよ?」

私は目をきょとんとさせた。

「悠真先生は、こういうの平気なの?」

「うーん。割かし平気かも。って言うか。」

彼はうふふと笑った。

「美玖の下着、俺が選びたい。」

そう言うと悠真先生は、お店の中に入って下着を探し始めた。

「何色がいいの?白?ピンク?ブルー?」

「……ブルーで。」

悠真先生は、フリフリのリボンが付いたブルーの下着を手に取った。
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