用済みだと捨てたのはあなたです、どうかおかまいなく~隣国で王子たちに愛されて私は幸せです~
「いっ……」
無様にも床に倒れたエレインを、シェリーは満足げに眺め、高笑いを上げながら自室へと入っていった。
父の叱責とシェリーから解放されたエレインは、最後の力を振り絞って夜着に着替えるとそのままベッドにうつ伏せに倒れ込んだ。
(あぁ、もう、なにもする気がおきないわ)
本当はまだ調べたいことがあったのに、最後の最後で気力がごっそりと削られてしまった。
『この役立たずが』
『お前は草の世話しかできない能無しだ』
子どもの頃からまるで洗脳するようにずっと言われ続けた言葉は、エレインの心の底に積もり積もって蓄積するばかり。
エレインは、父の自分を蔑む目が怖くて仕方がなかった。
あの、憎悪に満ちた眼差しは、ずっと私と母に向けられてきた。
愛する人と結ばれなかった父にとって、それを妨げた根源の母と私は憎むべき対象なのだろう。
母がいなくなった今も、時折あぁして母を貶める言葉を吐くのだから、彼の憎しみは消えていないのだ。
(早くこの家を出ていきたい……。でも、その先が王太子殿下というのも先が思いやられる……)
へとへとになった体が、やわらかなベッドに吸い込まれ、一体化してしまったみたいに体も思考も動かない。
目を閉じたら一瞬で眠ってしまうだろう。
そうしても良いのだが、エレインは横向きのまま視線を宙に移す。
「ふわふわさん、今日も一日ありがとう。あなたたちのおかげでハーブも元気いっぱいだったわ」
無様にも床に倒れたエレインを、シェリーは満足げに眺め、高笑いを上げながら自室へと入っていった。
父の叱責とシェリーから解放されたエレインは、最後の力を振り絞って夜着に着替えるとそのままベッドにうつ伏せに倒れ込んだ。
(あぁ、もう、なにもする気がおきないわ)
本当はまだ調べたいことがあったのに、最後の最後で気力がごっそりと削られてしまった。
『この役立たずが』
『お前は草の世話しかできない能無しだ』
子どもの頃からまるで洗脳するようにずっと言われ続けた言葉は、エレインの心の底に積もり積もって蓄積するばかり。
エレインは、父の自分を蔑む目が怖くて仕方がなかった。
あの、憎悪に満ちた眼差しは、ずっと私と母に向けられてきた。
愛する人と結ばれなかった父にとって、それを妨げた根源の母と私は憎むべき対象なのだろう。
母がいなくなった今も、時折あぁして母を貶める言葉を吐くのだから、彼の憎しみは消えていないのだ。
(早くこの家を出ていきたい……。でも、その先が王太子殿下というのも先が思いやられる……)
へとへとになった体が、やわらかなベッドに吸い込まれ、一体化してしまったみたいに体も思考も動かない。
目を閉じたら一瞬で眠ってしまうだろう。
そうしても良いのだが、エレインは横向きのまま視線を宙に移す。
「ふわふわさん、今日も一日ありがとう。あなたたちのおかげでハーブも元気いっぱいだったわ」