用済みだと捨てたのはあなたです、どうかおかまいなく~隣国で王子たちに愛されて私は幸せです~
「――やっと自由になれて嬉しいのっ!」
「ひゃぁ、えっ、エレインさまっ!?」
「ニコル! 私、自由よ! やったわ!」
「エレインさまったらぁ、もう~!」
泣いていたニコルも笑顔になって、手を握りしめて一緒にぴょんぴょん跳ねる。
意地悪な家族も、強欲な王族も、エレインを縛り付けるものはもうなにもなくなった。
求めていた自由を手に入れることができた喜びで体が勝手に踊る。
精霊たちも光を強めながら一緒になって跳ね、まるで世界が、エレインを祝福してくれているかのように煌めいて見えた。
「――コホンッ……」
飛び跳ねていた二人は、突然の第三者の声に驚いてとっさに距離を取る。
声のした方向を向けば、そこにはスラリとした長身の紳士が立っていて、彼はどこか申し訳なさそうに眉尻を下げていた。
そんな表情も様になってしまうほどの美男子は、ネイビーの生地に金の刺繍を施したドルマンにぺリースを付けた出で立ちをしており、パーティーの出席者だとすぐに見当がついた。
隣では、ニコルが「王子さまがいる……」と目をハートにさせている。
「あ、あなたさまは……」
黒髪に青い瞳の彼を一目見た瞬間、記憶がよみがえった。
「ひゃぁ、えっ、エレインさまっ!?」
「ニコル! 私、自由よ! やったわ!」
「エレインさまったらぁ、もう~!」
泣いていたニコルも笑顔になって、手を握りしめて一緒にぴょんぴょん跳ねる。
意地悪な家族も、強欲な王族も、エレインを縛り付けるものはもうなにもなくなった。
求めていた自由を手に入れることができた喜びで体が勝手に踊る。
精霊たちも光を強めながら一緒になって跳ね、まるで世界が、エレインを祝福してくれているかのように煌めいて見えた。
「――コホンッ……」
飛び跳ねていた二人は、突然の第三者の声に驚いてとっさに距離を取る。
声のした方向を向けば、そこにはスラリとした長身の紳士が立っていて、彼はどこか申し訳なさそうに眉尻を下げていた。
そんな表情も様になってしまうほどの美男子は、ネイビーの生地に金の刺繍を施したドルマンにぺリースを付けた出で立ちをしており、パーティーの出席者だとすぐに見当がついた。
隣では、ニコルが「王子さまがいる……」と目をハートにさせている。
「あ、あなたさまは……」
黒髪に青い瞳の彼を一目見た瞬間、記憶がよみがえった。