ループするメイドは破滅ルートを回避したい!はずが、なぜか宰相様の溺愛ルートに入ってしまいました!?
「焦る必要はない。君だってすんなり解放されるとは思っていないだろう?」
かすかに細めた瞳に光るのは――興味と、探るような色。
「些細な変化にも気づく勘の良さと、それを実行できる行動力。君のような存在は王宮では貴重だ」
「いやいやそんな!私はただのメイドですし…!!」
「ただのメイドで済むのなら、わざわざ呼び出したりはしない」
きっぱりと言い切られてアリアは何も言い返せなかった。
完全に会話のペースを握られている。
「君はなぜ王太子殿下とクラヴィス嬢にあれほど入れ込んでいる?何か目的があるのか?」
ファイルをパタンと閉じたセドリックが、真面目なトーンで問いかける。
アリアは思わず言葉に詰まる。けれどごまかしたところでこの人には通用しないだろうと悟って、迷った末に正直に答えることにした。
「それは……お二人が私の『推しカプ』だからです…!」
「……推しカプ?」
「推しているカップルの略称です。私の場合はミカエル王太子殿下とエレナ様のことですね。お二人の幸せが私の幸せなので!!」
その言葉にセドリックは一瞬だけ黙り込んだ。
「……つまり君は、殿下とエレナ嬢が無事に婚姻を結ぶことを心から望んでいるというわけか」
「もちろんです!!」
アリアは胸を張って即答した。
「むしろ私の悲願と言っても過言ではありません!お二人が無事に結婚式を挙げるお姿を見られたなら、その場で燃え尽きても後悔はないです!」
かすかに細めた瞳に光るのは――興味と、探るような色。
「些細な変化にも気づく勘の良さと、それを実行できる行動力。君のような存在は王宮では貴重だ」
「いやいやそんな!私はただのメイドですし…!!」
「ただのメイドで済むのなら、わざわざ呼び出したりはしない」
きっぱりと言い切られてアリアは何も言い返せなかった。
完全に会話のペースを握られている。
「君はなぜ王太子殿下とクラヴィス嬢にあれほど入れ込んでいる?何か目的があるのか?」
ファイルをパタンと閉じたセドリックが、真面目なトーンで問いかける。
アリアは思わず言葉に詰まる。けれどごまかしたところでこの人には通用しないだろうと悟って、迷った末に正直に答えることにした。
「それは……お二人が私の『推しカプ』だからです…!」
「……推しカプ?」
「推しているカップルの略称です。私の場合はミカエル王太子殿下とエレナ様のことですね。お二人の幸せが私の幸せなので!!」
その言葉にセドリックは一瞬だけ黙り込んだ。
「……つまり君は、殿下とエレナ嬢が無事に婚姻を結ぶことを心から望んでいるというわけか」
「もちろんです!!」
アリアは胸を張って即答した。
「むしろ私の悲願と言っても過言ではありません!お二人が無事に結婚式を挙げるお姿を見られたなら、その場で燃え尽きても後悔はないです!」