ループするメイドは破滅ルートを回避したい!はずが、なぜか宰相様の溺愛ルートに入ってしまいました!?
* * *
そしてその日の夕方。
昼餐会を終えて戻ってきたエレナ嬢は充実した笑みを浮かべていた。
その顔には疲れの色こそあったけれど、どこか誇らしげでほんのりと頬が赤い。
「実は、途中からミカエル殿下がいらしてくださったの!」
「えぇぇえっ!?」
「ふふ。エスコートもしていただいてたくさんの方とご挨拶もできたの。とっても頼もしかったわ…殿下」
隣りに立つ殿下を頬を染めながら見つめるエレナ。
そんな彼女の手を取って「君のためなら当然だよ」と指を絡ませるミカエル殿下。
(なにこれ、尊すぎる……っっ!!!)
鼻血が出るかと思った。尊さの限界突破という現象があるならこれだと、アリアは本気で卒倒しそうになった。
そのあと、アリアふわふわと浮かれた気持ちのまま一人妄想の海に浸っていた。
「一時はどうなることかと思ったけど、終わり良ければすべて良しよね」
昼餐会では件の令嬢たちの陰湿な仕掛けはなかった。
むしろミカエル殿下との並びが完璧だと、エレナ嬢の評判は一気に上がったとのこと。
さらに今後はエレナ嬢宛の郵便物の取り扱いには、二重チェック体制が導入されることに。これで『エレナ嬢に重要な情報が届かない』というトラップも通用しなくなる。
しかも――帰り際、アリアは王太子殿下本人から直々にこう言われたのだ。
「君のような存在が、そばにいてくれて本当に良かった」
(し、死んでもいい……!!)
いやダメだ、死んではいけない。
殿下とエレナ嬢の結婚式を見届けるその日まで生き延びなければ。
そしてその日の夕方。
昼餐会を終えて戻ってきたエレナ嬢は充実した笑みを浮かべていた。
その顔には疲れの色こそあったけれど、どこか誇らしげでほんのりと頬が赤い。
「実は、途中からミカエル殿下がいらしてくださったの!」
「えぇぇえっ!?」
「ふふ。エスコートもしていただいてたくさんの方とご挨拶もできたの。とっても頼もしかったわ…殿下」
隣りに立つ殿下を頬を染めながら見つめるエレナ。
そんな彼女の手を取って「君のためなら当然だよ」と指を絡ませるミカエル殿下。
(なにこれ、尊すぎる……っっ!!!)
鼻血が出るかと思った。尊さの限界突破という現象があるならこれだと、アリアは本気で卒倒しそうになった。
そのあと、アリアふわふわと浮かれた気持ちのまま一人妄想の海に浸っていた。
「一時はどうなることかと思ったけど、終わり良ければすべて良しよね」
昼餐会では件の令嬢たちの陰湿な仕掛けはなかった。
むしろミカエル殿下との並びが完璧だと、エレナ嬢の評判は一気に上がったとのこと。
さらに今後はエレナ嬢宛の郵便物の取り扱いには、二重チェック体制が導入されることに。これで『エレナ嬢に重要な情報が届かない』というトラップも通用しなくなる。
しかも――帰り際、アリアは王太子殿下本人から直々にこう言われたのだ。
「君のような存在が、そばにいてくれて本当に良かった」
(し、死んでもいい……!!)
いやダメだ、死んではいけない。
殿下とエレナ嬢の結婚式を見届けるその日まで生き延びなければ。