ループするメイドは破滅ルートを回避したい!はずが、なぜか宰相様の溺愛ルートに入ってしまいました!?
(もうこの際全部を話す…?でも『実は五回ループしてます』なんて言えるわけない…!)
いっそ全部ぶちまけてしまいたい衝動に駆られるも、心の中で首を振る。
《私はいま五回目の人生なんです》
《お二人がハッピーエンドにならないと、王政もこの王国も崩壊するんです》
こんなことを言った瞬間、虚言を疑われるか不敬罪で王宮から追放。または最悪捕まって断罪されてしまうかもしれない。
(そんなの絶対に嫌だ。こんなにお二人を慕ってるのに不敬罪で処刑されるなんて…それならいっそ今回も闇落ちルートで処刑されたほうがまだマシ…!!いや、それも駄目だけど!!!)
そのとき、困り果てたアリアの背後から静かな声が落ちた。
「確かに説明としては雑ですね。杜撰と言ってもいい」
そう言ったのは、筆頭秘書官のライナスだった。
冷静そのものの口調に、アリアの心臓はさらに跳ね上がる。
「彼女は感情の起伏が激しいですし、教養も高いとは言えず語彙力も乏しいですが…」
「ちょっと待ってください、なんか貶められてます?!」
(平民出身で大した教養も語彙力もないけど!そんなはっきり言わなくても……!)
「ただ仕事に関しては真面目で、自身が仕えるクラヴィス嬢、そして王太子殿下に対してはとても忠実です。少なくともその一点においては嘘はないかと」
驚いてぱっと顔を上げるアリアを、ライナスは面白そうに横目で見やった。
(そんなふうに見てくれてたんだ…)
いっそ全部ぶちまけてしまいたい衝動に駆られるも、心の中で首を振る。
《私はいま五回目の人生なんです》
《お二人がハッピーエンドにならないと、王政もこの王国も崩壊するんです》
こんなことを言った瞬間、虚言を疑われるか不敬罪で王宮から追放。または最悪捕まって断罪されてしまうかもしれない。
(そんなの絶対に嫌だ。こんなにお二人を慕ってるのに不敬罪で処刑されるなんて…それならいっそ今回も闇落ちルートで処刑されたほうがまだマシ…!!いや、それも駄目だけど!!!)
そのとき、困り果てたアリアの背後から静かな声が落ちた。
「確かに説明としては雑ですね。杜撰と言ってもいい」
そう言ったのは、筆頭秘書官のライナスだった。
冷静そのものの口調に、アリアの心臓はさらに跳ね上がる。
「彼女は感情の起伏が激しいですし、教養も高いとは言えず語彙力も乏しいですが…」
「ちょっと待ってください、なんか貶められてます?!」
(平民出身で大した教養も語彙力もないけど!そんなはっきり言わなくても……!)
「ただ仕事に関しては真面目で、自身が仕えるクラヴィス嬢、そして王太子殿下に対してはとても忠実です。少なくともその一点においては嘘はないかと」
驚いてぱっと顔を上げるアリアを、ライナスは面白そうに横目で見やった。
(そんなふうに見てくれてたんだ…)