ループするメイドは破滅ルートを回避したい!はずが、なぜか宰相様の溺愛ルートに入ってしまいました!?
耳まで真っ赤になって、慌てて首をぶんぶん振る。
「ち、ちが、違いますっ!!そんなわけないですからっ!!」
(ええなんで!?こういう小さい子からはそう見えたってこと…!?いやいやそれはないですから…!!)
落ち着いて否定すればいいものを『彼女』の言葉にどうしようもなく意識してしまっている自分がいる。きっと、あんなふうにかっこよく仕事をしているセドリックを見てしまったせいだ。
少年は「そうなんだ?」と首を傾げた。
「ぼくんち、飴細工屋なんだ。俺さっき宰相様に助けてもらったから父ちゃんがお礼渡してこいって。でも宰相様、すっごい忙しそうだからさ」
少年がちらりと視線を送る先を見ると、セドリックは商人たちに囲まれていた。いくつもの資料を見比べながら次々と問題を捌いている。
(た、確かにあれは話しかけづらいオーラ全開かも…)
目の前の少年は、期待を込めた目でアリアを見上げてくる。
「分かった、ちゃんと私から宰相様に渡すね!」
「うん、お願いねお姉ちゃん!」
アリアは差し出された可愛い猫の形をした飴細工を受け取る。お姉ちゃんと呼ばれた響きに何だかくすぐったくなりながらも、アリアは任された使命に胸を張って力強く頷いた。
「ち、ちが、違いますっ!!そんなわけないですからっ!!」
(ええなんで!?こういう小さい子からはそう見えたってこと…!?いやいやそれはないですから…!!)
落ち着いて否定すればいいものを『彼女』の言葉にどうしようもなく意識してしまっている自分がいる。きっと、あんなふうにかっこよく仕事をしているセドリックを見てしまったせいだ。
少年は「そうなんだ?」と首を傾げた。
「ぼくんち、飴細工屋なんだ。俺さっき宰相様に助けてもらったから父ちゃんがお礼渡してこいって。でも宰相様、すっごい忙しそうだからさ」
少年がちらりと視線を送る先を見ると、セドリックは商人たちに囲まれていた。いくつもの資料を見比べながら次々と問題を捌いている。
(た、確かにあれは話しかけづらいオーラ全開かも…)
目の前の少年は、期待を込めた目でアリアを見上げてくる。
「分かった、ちゃんと私から宰相様に渡すね!」
「うん、お願いねお姉ちゃん!」
アリアは差し出された可愛い猫の形をした飴細工を受け取る。お姉ちゃんと呼ばれた響きに何だかくすぐったくなりながらも、アリアは任された使命に胸を張って力強く頷いた。