「庭の千草」狂詩曲
chapter 3ーー血縁
理久は詩月の様子を観に来て、詩月が自室に居ないのを確認し、家の中を探した。
日が沈み暗くなっているのに、明かりがついていない。
家の中は何処もかしこも真っ暗だ。
ウィーンから成田、飛行機での14時間もの長旅。
時差もある。部屋で大人しく休んでいるものと思っていた。
「詩月ーーっ、!! ピアノ?」
理久はピアノの音色が廊下の突き当たり、ヴァイオリン教室の部屋から聴こえてくるのに気づいた。
「珍しいな。詩月がショパンを弾くのは」
理久はクラシックはあまり聴かないが、聴こえてくる曲がショパンの曲だと云うのは解った。
「これ……宗月叔父さんの十八番だろ」
詩月が宗月の演奏をコピーできるのも知っている。
廊下の突き当たりヴァイオリン教室の部屋の扉が、開いている。
カーテンが閉められていない部屋は、窓から月明かりが射し込んでいた。
日が沈み暗くなっているのに、明かりがついていない。
家の中は何処もかしこも真っ暗だ。
ウィーンから成田、飛行機での14時間もの長旅。
時差もある。部屋で大人しく休んでいるものと思っていた。
「詩月ーーっ、!! ピアノ?」
理久はピアノの音色が廊下の突き当たり、ヴァイオリン教室の部屋から聴こえてくるのに気づいた。
「珍しいな。詩月がショパンを弾くのは」
理久はクラシックはあまり聴かないが、聴こえてくる曲がショパンの曲だと云うのは解った。
「これ……宗月叔父さんの十八番だろ」
詩月が宗月の演奏をコピーできるのも知っている。
廊下の突き当たりヴァイオリン教室の部屋の扉が、開いている。
カーテンが閉められていない部屋は、窓から月明かりが射し込んでいた。