「庭の千草」狂詩曲
chapter3ーー悲しみよ
詩月は久しぶりに、よく眠れた。
エリザベートコンクールが始まった直後から、眠りが浅かった。
宗月が事故にあった知らせを聞いてからは、殆ど眠れなかった。
頭がスッキリしたと思うのは、気のせいではない。
昨晩まで熱っぽかった体も軽かった。
詩月が目を覚ますと、蒲団の中にユリウスの飼い猫ブルームの姿はなかった。
詩月は自分の蒲団に潜りこんだことを知られたくなくて、早々に抜け出したのだろうと思った。
以前に詩月の蒲団に潜りこんできた時は、朝から騒動だった。
ユリウスが「ブルームが居ない」と家中を捜していた。
そこに詩月がブルームを抱いて部屋から出てきたのを観て、ユリウスは朝ご飯の間中ずっと不機嫌だった。
それ以来、ブルームは詩月が起きた時には蒲団の中に居たことがない。
猫は賢い、ちゃんと主の機微を読み取り、学習するーー詩月はそう思っている。
エリザベートコンクールが始まった直後から、眠りが浅かった。
宗月が事故にあった知らせを聞いてからは、殆ど眠れなかった。
頭がスッキリしたと思うのは、気のせいではない。
昨晩まで熱っぽかった体も軽かった。
詩月が目を覚ますと、蒲団の中にユリウスの飼い猫ブルームの姿はなかった。
詩月は自分の蒲団に潜りこんだことを知られたくなくて、早々に抜け出したのだろうと思った。
以前に詩月の蒲団に潜りこんできた時は、朝から騒動だった。
ユリウスが「ブルームが居ない」と家中を捜していた。
そこに詩月がブルームを抱いて部屋から出てきたのを観て、ユリウスは朝ご飯の間中ずっと不機嫌だった。
それ以来、ブルームは詩月が起きた時には蒲団の中に居たことがない。
猫は賢い、ちゃんと主の機微を読み取り、学習するーー詩月はそう思っている。