「庭の千草」狂詩曲
端から観ていると、マルグリットがせかせかしているように見える。

詩月は実際にはマルグリットが普通なのだと思っている。

マルグリットは朝ご飯を食べ終えると、餌袋に残った餌をチャック付きの袋に移した。

餌の袋を見ると、残り少ないのが明らかに判るほどペシャンコになっていた。

「ええ。買ってこなくちゃと思っているのだけど」

「マルグリット、弦を買いに行く次いでに僕が買ってくるよ」

「お願いしようかしら。それより詩月もユリウスも朝ごはんを。今、コーヒーを淹れるわ」

マルグリットの朝は忙しい。

朝から居間と台所と寝室に、自動掃除機を動かし、ブルームの落ち毛を取るため、カーペットクリーナーをかける。

その後、朝ごはんを用意しつつ、冷蔵庫の中身とストックボックスの在庫を確認する。

サロンに出勤する用意を済ませて、伝言板にその日の予定を書きつけて、出掛けていく。


< 33 / 359 >

この作品をシェア

pagetop