悪女な私とは婚約破棄してください。なのに、冷徹社長の猛愛からは逃げられない
共犯がいるのかどうかは不明だが、主犯は間違いなく愛奈だろう。
「合成のもとになった写真を彼女は必ず持っているはず。その証拠をつかめれば、こちらの勝ちだ」
楓は表情を引き締めて志桜を見る。
「例の写真のフェイクチェックは、すでに園村が動いている。できたらKAMURO社内にも協力者が欲しいな」
「それなら結城さんが! きっと味方してくれるはずです」
楓はうなずき、続けた。
「志桜にもひとつ頼みがある。KAMUROの萩田社長と面会する場を設けてもらえないか?」
「社長とですか? 今回の騒ぎの件で?」
楓が現社長、愛奈の父と会いたがる理由を志桜はそう推測したけれど、楓は静かに首を横に振った。
「もうひとつ、まだ志桜も知らない罪があるようでね」
「え?」
志桜がまだ知らない罪について、彼が語り出す。
その話はあまりにも衝撃的だった。だけど……。
「私、真実が知りたいです」
「あぁ、必ず突き止める」
話を終えて、「そろそろ失礼するよ」と彼がクッションから腰を浮かせる。下まで見送ろうと志桜も立ちあがった。
「それ」
楓は志桜の胸元に目を留め、嬉しそうに口元をほころばせた。
「つけてくれたんだな」
「あっ」
「合成のもとになった写真を彼女は必ず持っているはず。その証拠をつかめれば、こちらの勝ちだ」
楓は表情を引き締めて志桜を見る。
「例の写真のフェイクチェックは、すでに園村が動いている。できたらKAMURO社内にも協力者が欲しいな」
「それなら結城さんが! きっと味方してくれるはずです」
楓はうなずき、続けた。
「志桜にもひとつ頼みがある。KAMUROの萩田社長と面会する場を設けてもらえないか?」
「社長とですか? 今回の騒ぎの件で?」
楓が現社長、愛奈の父と会いたがる理由を志桜はそう推測したけれど、楓は静かに首を横に振った。
「もうひとつ、まだ志桜も知らない罪があるようでね」
「え?」
志桜がまだ知らない罪について、彼が語り出す。
その話はあまりにも衝撃的だった。だけど……。
「私、真実が知りたいです」
「あぁ、必ず突き止める」
話を終えて、「そろそろ失礼するよ」と彼がクッションから腰を浮かせる。下まで見送ろうと志桜も立ちあがった。
「それ」
楓は志桜の胸元に目を留め、嬉しそうに口元をほころばせた。
「つけてくれたんだな」
「あっ」