悪女な私とは婚約破棄してください。なのに、冷徹社長の猛愛からは逃げられない
『鷹井グループのショッピングサイト、Tbuyと付き合いの深いブランドでね。断れないので行くしかないんだが……この手のパーティーにひとりで参加すると知らない女性がまとわりついてきて面倒くさい。君が同行してくれるとありがたいんだ』
昨日の楓の台詞を思い出し、志桜は眉根を寄せた。
(あれはデートの誘いとは言わないわよね? いや、別にデートに誘われたいわけじゃないからいいんだけど)
「え、彼とデートするの? いつ、どこに行くの?」
興味津々の愛奈に問い詰められ、志桜はメイホリックの名前を明かす。
「へぇ、アパレルブランドのパーティーかぁ」
どことなく愛奈の口調に含みがあるように思えるのは気のせいだろうか?
「愛奈、どうかしたの?」
「ううん。素敵だなぁと思って! 楽しんできてね」
「うん、ありがとう」
金曜の夜。社会人の日々など、まばたきする間に過ぎていってしまう。あっという間に、明日は楓と約束したパーティーだ。洋服を扱うブランドのパーティーなのだからそのブランドのドレスを着ていくのがマナーだろう。その知識はあるものの、志桜は肝心のメイホリックの服を一枚も持っていなかった。
(女性らしいロマンティックなデザインが多いのよね)
昨日の楓の台詞を思い出し、志桜は眉根を寄せた。
(あれはデートの誘いとは言わないわよね? いや、別にデートに誘われたいわけじゃないからいいんだけど)
「え、彼とデートするの? いつ、どこに行くの?」
興味津々の愛奈に問い詰められ、志桜はメイホリックの名前を明かす。
「へぇ、アパレルブランドのパーティーかぁ」
どことなく愛奈の口調に含みがあるように思えるのは気のせいだろうか?
「愛奈、どうかしたの?」
「ううん。素敵だなぁと思って! 楽しんできてね」
「うん、ありがとう」
金曜の夜。社会人の日々など、まばたきする間に過ぎていってしまう。あっという間に、明日は楓と約束したパーティーだ。洋服を扱うブランドのパーティーなのだからそのブランドのドレスを着ていくのがマナーだろう。その知識はあるものの、志桜は肝心のメイホリックの服を一枚も持っていなかった。
(女性らしいロマンティックなデザインが多いのよね)