白い結婚にさよならを。死に戻った私はすべてを手に入れる。

36 初めてのお茶会①

 門から屋敷までの距離で、その家の広さが分かるという。
 先ほど門をくぐってからどれくらい経過しただろうか。

 もはや軽く森が一つ入ってしまいそうなほど、屋敷までの道のりは遠い。
 しかし森というにはあまりにもその道も周りの木々たちも丁寧に整備されていた。

 そして屋敷の前に馬車が横付けされ、扉が開くとそこには正装に身を包んだあの騎士団長がいた。

「ようこそ、我がバンフィールド公爵家へ」
「お招きありがとうございます、ブレイズ様」

 差し出された彼の手を取り、ステップを降りる。
 そしてエスコートされるままに中庭を抜け、東屋に用意された席に私は座った。

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