白い結婚にさよならを。死に戻った私はすべてを手に入れる。
「まったく、考えるコトだらけね」
「離れの様子は分かったのですか?」
「ええ。それでなんだけど、明日少し外出したいだけど大丈夫かしら」
「屋敷の中のことはあたしたちがやっておけますが、むしろお一人で外出なんて大丈夫なんですか?」

 ミーアが心配そうに顔をのぞき込む。

「今までだって一人で外出してきたんだから平気よ。いくら貴族の家に嫁いできたからって、中身は変わらないわ」
「それならいいんですが、あまり無理はしないでくださいね」
「ええ。むしろ中のこと、よろしくね」

 とりあえずあの役者のことを調べつつ、少しお金も稼がないとね。

 持参金の一部はまだあるけど、でもそれだって使い続ければなくなってしまうから。
 やれることはやっておかないとね。
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