破滅エンドしかないモブの娘に転生してしまったけど、父があまりにも優男だったので案外悪くはない。
一番最後に図書館で読んだラノベだから、とても良く覚えている。
よくある異世界ものの恋愛物語で、主人公はやや薄幸だが元気いっぱいで天然なヒロインちゃんがこの国の王子と身分差の恋に落ちてというもの。
悪役令嬢は確か、自分こそが王子妃になると思い込んで育った公爵令嬢。
アイリーンはその取り巻きだ。
「元々性格の良いアイリーンは悪役キャラじゃなかったんだけど、父親が多額の借金を背負ってしまったせいで、悪役令嬢に目をつけられちゃったんだよね」
公爵家って金持ちだもんなぁ。
その令嬢ともなれば、その一か月のお小遣いだけでこの屋敷の一年分くらいもらえるのよね。
微々たる施しを受けるために悪役側に回って、悪事がバレそうになると切り捨てられ、一か共々破滅エンド。
父親が多額の借金ってとこで、もうすでに詰んでない?
私は安定に何もない部屋を見た。
すでにいろいろな家具たちは、お金を工面するために売り払われてしまっている。
今は助けを求められた他人に貸すために、売ってしまっている状態ではあるけど、このまま行けば食べるのにも困るようになって借金まっしぐらじゃない。
「パパ、人が良すぎるのよ」
助けを求めて、なんて言っているけど、ただパパの優しさに付けこんだ奴らが借金をしていって、返済していないだけだし。
実際はほぼ困っていた人なんていなかった。
ホント、アホだな。
断罪されてすべてを失う時になって、パパはやっとそのことに気付く。
さすがに死罪までは免れたけど、身分も取り上げられ平民になって死んでしまった。
アイリーンはその後、闇落ちしてそっち系のギルドに所属ししばらくは生きていたけど、物語の最後までは出てこなかったもんなぁ。
「って、ホント、なんて役にしてくれたのよ! 私が何をしたっていうの。前回といい、今回といい」
もっとこうさぁ。幸せになれる感じの役とかなかったのかな。
ひどくない?
結構前世だっていいことしかしてなかったよ。
道端のゴミだって拾っていたし。
迷子のおばあちゃんとか助けたし。
鏡に訴えてみても、誰も返事をしてくれるわけでもない。
もっとも、こんなアホな寸劇見られなくて良かったんだけど。
「えー、どうしよっかなぁ」
よくある異世界ものの恋愛物語で、主人公はやや薄幸だが元気いっぱいで天然なヒロインちゃんがこの国の王子と身分差の恋に落ちてというもの。
悪役令嬢は確か、自分こそが王子妃になると思い込んで育った公爵令嬢。
アイリーンはその取り巻きだ。
「元々性格の良いアイリーンは悪役キャラじゃなかったんだけど、父親が多額の借金を背負ってしまったせいで、悪役令嬢に目をつけられちゃったんだよね」
公爵家って金持ちだもんなぁ。
その令嬢ともなれば、その一か月のお小遣いだけでこの屋敷の一年分くらいもらえるのよね。
微々たる施しを受けるために悪役側に回って、悪事がバレそうになると切り捨てられ、一か共々破滅エンド。
父親が多額の借金ってとこで、もうすでに詰んでない?
私は安定に何もない部屋を見た。
すでにいろいろな家具たちは、お金を工面するために売り払われてしまっている。
今は助けを求められた他人に貸すために、売ってしまっている状態ではあるけど、このまま行けば食べるのにも困るようになって借金まっしぐらじゃない。
「パパ、人が良すぎるのよ」
助けを求めて、なんて言っているけど、ただパパの優しさに付けこんだ奴らが借金をしていって、返済していないだけだし。
実際はほぼ困っていた人なんていなかった。
ホント、アホだな。
断罪されてすべてを失う時になって、パパはやっとそのことに気付く。
さすがに死罪までは免れたけど、身分も取り上げられ平民になって死んでしまった。
アイリーンはその後、闇落ちしてそっち系のギルドに所属ししばらくは生きていたけど、物語の最後までは出てこなかったもんなぁ。
「って、ホント、なんて役にしてくれたのよ! 私が何をしたっていうの。前回といい、今回といい」
もっとこうさぁ。幸せになれる感じの役とかなかったのかな。
ひどくない?
結構前世だっていいことしかしてなかったよ。
道端のゴミだって拾っていたし。
迷子のおばあちゃんとか助けたし。
鏡に訴えてみても、誰も返事をしてくれるわけでもない。
もっとも、こんなアホな寸劇見られなくて良かったんだけど。
「えー、どうしよっかなぁ」