吸血少女はハニーブラッドをご所望です(コミカライズ原作です)
「明日の試合、応援に行くから。頑張ってね」
「うん」
優しい笑みを浮かべる彼に、手を振って別れた。
このままじゃいけない。ぶらりと下ろした手を、無意識にギュッと握り締めていた。
明日が白翔の練習試合で、それが済んだらあの谷へ出かけようと考えていた。採血したのは一昨日だから、明日にはまた吸血して谷へ持って行く分の血を確保しなければいけない。
この間見たブログの内容を思い出すと、白翔は連れて行けないから、彼がまだ眠っている早朝に出発するのがベストだろう。とにかく実行に移そうと決意した。
白翔に正体を明かすのも、あまり先延ばしにはできない。女人谷へ行って、人間になる方法を教えて貰ったら、吸血鬼だと打ち明けよう。その方が、白翔も受け入れやすいと思うから。
「よし」
心は決まった。だったら善は急げだ。
【明日、練習試合が終わったら夜まで一緒にいたいんだけど。良いかな? 試合が終わったら一緒に帰って、そのまま晩ご飯も食べて行って?】
***
「うん」
優しい笑みを浮かべる彼に、手を振って別れた。
このままじゃいけない。ぶらりと下ろした手を、無意識にギュッと握り締めていた。
明日が白翔の練習試合で、それが済んだらあの谷へ出かけようと考えていた。採血したのは一昨日だから、明日にはまた吸血して谷へ持って行く分の血を確保しなければいけない。
この間見たブログの内容を思い出すと、白翔は連れて行けないから、彼がまだ眠っている早朝に出発するのがベストだろう。とにかく実行に移そうと決意した。
白翔に正体を明かすのも、あまり先延ばしにはできない。女人谷へ行って、人間になる方法を教えて貰ったら、吸血鬼だと打ち明けよう。その方が、白翔も受け入れやすいと思うから。
「よし」
心は決まった。だったら善は急げだ。
【明日、練習試合が終わったら夜まで一緒にいたいんだけど。良いかな? 試合が終わったら一緒に帰って、そのまま晩ご飯も食べて行って?】
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