吸血少女はハニーブラッドをご所望です(コミカライズ原作です)
入り口がどこかを探そうと塀の角まで歩き、曲がったところでそれらしきものを見つけた。石造りの門に鉄製の柵が見える。おそらくはここの門だ。
門番の女性がいると言われる……。
神経が張り詰めるのを感じ、ゴクリと緊張を飲み込んだ。覚悟を決めて歩き出したとき。突然ポン、と肩に手を置かれた。
「ひゃっ!??」
びっくりして飛び跳ねると、「深緋」と馴染みのある声で名前を呼ばれた。
振り返って絶句する。
なんで……??
不意を打たれて言葉が出てこない。体中から力が抜けていくのを感じた。
悄然として、深緋はその場にへなへなと座り込んでいた。
家の前で別れたはずの白翔が、すぐそばに立っていた。
「深緋には悪いと思ったけど。家からずっとあとを尾けてきた」
そう言って白翔は怪訝な目で深緋を見下ろした。
***
門番の女性がいると言われる……。
神経が張り詰めるのを感じ、ゴクリと緊張を飲み込んだ。覚悟を決めて歩き出したとき。突然ポン、と肩に手を置かれた。
「ひゃっ!??」
びっくりして飛び跳ねると、「深緋」と馴染みのある声で名前を呼ばれた。
振り返って絶句する。
なんで……??
不意を打たれて言葉が出てこない。体中から力が抜けていくのを感じた。
悄然として、深緋はその場にへなへなと座り込んでいた。
家の前で別れたはずの白翔が、すぐそばに立っていた。
「深緋には悪いと思ったけど。家からずっとあとを尾けてきた」
そう言って白翔は怪訝な目で深緋を見下ろした。
***