吸血少女はハニーブラッドをご所望です(コミカライズ原作です)
「……あ、や、その」
ズイと身を寄せる織田が不気味すぎて、怯えからそっぽを向いた。また数歩後ずさる。
「次の会合を書いた手紙を持ってきたんだけど。どうせなら顔見て行こうかなって」
言いながら深緋に近づき、織田は玄関の三和土に上がる。後ろ手でドアをパタンと閉めた。俯きがちにクス、と笑う気配がした。
「今だれもいないでしょう? スグルくんはリリーさんを送って行ったもんね?」
「……っえ」
「ちょっとお邪魔するね?」
そう言って革靴を脱ぐなり、勝手気ままにズカズカと上がり込む。
「キミをひとりっきりにするのなんて造作もないね〜。彼氏くんは暢気だし、警戒心が足りなさすぎるんじゃない?」
「ちょっ、ちょっと勝手に」
「へぇ〜、家こんな感じなんだぁ」
リビングの奥まで進み、織田はソファーとセットになったローテーブルに手紙を置いた。そして「なにこれ」と呟き、さっきまで深緋が見ていた絵本を手に取って表紙を確認する。
「それは……っ」
慌てて出した深緋の手に、織田の視線が飛んでくる。彼は絵本をテーブルに戻した。
「あ。二度目の話し合いはじっくり行いたいから、別に今日って訳じゃないよ?」
そう言って微笑むと、どういう訳かずんずんと距離を詰めてくる。
ズイと身を寄せる織田が不気味すぎて、怯えからそっぽを向いた。また数歩後ずさる。
「次の会合を書いた手紙を持ってきたんだけど。どうせなら顔見て行こうかなって」
言いながら深緋に近づき、織田は玄関の三和土に上がる。後ろ手でドアをパタンと閉めた。俯きがちにクス、と笑う気配がした。
「今だれもいないでしょう? スグルくんはリリーさんを送って行ったもんね?」
「……っえ」
「ちょっとお邪魔するね?」
そう言って革靴を脱ぐなり、勝手気ままにズカズカと上がり込む。
「キミをひとりっきりにするのなんて造作もないね〜。彼氏くんは暢気だし、警戒心が足りなさすぎるんじゃない?」
「ちょっ、ちょっと勝手に」
「へぇ〜、家こんな感じなんだぁ」
リビングの奥まで進み、織田はソファーとセットになったローテーブルに手紙を置いた。そして「なにこれ」と呟き、さっきまで深緋が見ていた絵本を手に取って表紙を確認する。
「それは……っ」
慌てて出した深緋の手に、織田の視線が飛んでくる。彼は絵本をテーブルに戻した。
「あ。二度目の話し合いはじっくり行いたいから、別に今日って訳じゃないよ?」
そう言って微笑むと、どういう訳かずんずんと距離を詰めてくる。