吸血少女はハニーブラッドをご所望です(コミカライズ原作です)
会社帰りなのか、織田はいつものスーツ姿で柔和な笑みを浮かべた。二度目も白翔が同席することについては、不快感を感じていないようで、ホッと安堵する。
カラオケ店に入り、織田がカウンターで手続きを済ませる。部屋番号が載ったプレートとマイクの入ったカゴを渡された。
廊下を歩き、先に深緋が部屋に入ってから白翔が続いた。最後尾の織田が入室して扉が閉まる。
それぞれがソファー席に座り、織田が曲目を選ぶリモコンを手にした。タッチペンを操作して何度か電子音が鳴っている。
「ドリンク付きのコースだから……先に飲み物頼むけど。深緋ちゃんはトマトジュースでいいよね?」
「……あ。はい」
織田の行動確認から、自分の好物が把握されているのだと思った。
「ハクトくんは」
「……カルピスで」
「了解」
手早くタッチペンを操作して注文を終える。
「まずは、深緋ちゃん」
「……はい」
「一昨日は急にお宅訪問してごめんね?」
「……いえ。あれがこの間言ってたサプライズですか?」
「ううん、違うよ。ちょっと思いついて会いに行きたくなっただけ」
「つーか、深緋から血を飲んだんだよな?」
敵意剥き出しで白翔が睨みつけると、織田は困ったように眉を下げ、笑みを浮かべた。
「あのさぁ、ハクトくん。俺ってこう見えても年上だよ? 年長者には敬語で話すのがマナーじゃない?」
カラオケ店に入り、織田がカウンターで手続きを済ませる。部屋番号が載ったプレートとマイクの入ったカゴを渡された。
廊下を歩き、先に深緋が部屋に入ってから白翔が続いた。最後尾の織田が入室して扉が閉まる。
それぞれがソファー席に座り、織田が曲目を選ぶリモコンを手にした。タッチペンを操作して何度か電子音が鳴っている。
「ドリンク付きのコースだから……先に飲み物頼むけど。深緋ちゃんはトマトジュースでいいよね?」
「……あ。はい」
織田の行動確認から、自分の好物が把握されているのだと思った。
「ハクトくんは」
「……カルピスで」
「了解」
手早くタッチペンを操作して注文を終える。
「まずは、深緋ちゃん」
「……はい」
「一昨日は急にお宅訪問してごめんね?」
「……いえ。あれがこの間言ってたサプライズですか?」
「ううん、違うよ。ちょっと思いついて会いに行きたくなっただけ」
「つーか、深緋から血を飲んだんだよな?」
敵意剥き出しで白翔が睨みつけると、織田は困ったように眉を下げ、笑みを浮かべた。
「あのさぁ、ハクトくん。俺ってこう見えても年上だよ? 年長者には敬語で話すのがマナーじゃない?」