吸血少女はハニーブラッドをご所望です(コミカライズ原作です)
織田は「ふぅん」と気のない返事をし、「そういう事情があるわけね」と首を振る。
そして、「まぁ考えとくよ」と言ったきり、交渉条件や、いつ貰えるかの日程については上手くはぐらかされた。
「あ、そうだ!」
何かを思い出した素振りで顔を上げ、織田が再び通勤鞄を探る。
「うっかりサプライズを忘れるとこだった。はい、コレ」
「なんですか?」
怪訝に思いながら、彼が裏返しに差し出した写真らしきものを受け取る。それを白翔と共に確認した。
白く丸みを帯びた像が目に入った。木々が生い茂り、苔むした山肌に、白いマネキンが横たわっている。山肌と気づいたのは、マネキンの体勢が斜めに傾いていたからだ。
よくよく見ると、マネキンの目の部分から上は黒っぽい赤に染まっている。
写真の意図にいち早く気づいた白翔が驚愕し、「っぐぅ」と呻きを上げて手で口元を押さえた。その仕草を見て、深緋も気がついた。
マネキンではなく、これは人間なのだ。全身の毛を綺麗に取り除き、肌を漂白して真っ白なマネキン人形に似せている。すなわち、損壊した遺体の写真だ。
「よく出来てるでしょう? 俺の新作」
半ば強引に写真を奪われ、深緋は眉を寄せた。
「もしかして。四人目?」
「さぁ、どうでしょう。て言うか、あんまり驚かないね、深緋ちゃんは」
そして、「まぁ考えとくよ」と言ったきり、交渉条件や、いつ貰えるかの日程については上手くはぐらかされた。
「あ、そうだ!」
何かを思い出した素振りで顔を上げ、織田が再び通勤鞄を探る。
「うっかりサプライズを忘れるとこだった。はい、コレ」
「なんですか?」
怪訝に思いながら、彼が裏返しに差し出した写真らしきものを受け取る。それを白翔と共に確認した。
白く丸みを帯びた像が目に入った。木々が生い茂り、苔むした山肌に、白いマネキンが横たわっている。山肌と気づいたのは、マネキンの体勢が斜めに傾いていたからだ。
よくよく見ると、マネキンの目の部分から上は黒っぽい赤に染まっている。
写真の意図にいち早く気づいた白翔が驚愕し、「っぐぅ」と呻きを上げて手で口元を押さえた。その仕草を見て、深緋も気がついた。
マネキンではなく、これは人間なのだ。全身の毛を綺麗に取り除き、肌を漂白して真っ白なマネキン人形に似せている。すなわち、損壊した遺体の写真だ。
「よく出来てるでしょう? 俺の新作」
半ば強引に写真を奪われ、深緋は眉を寄せた。
「もしかして。四人目?」
「さぁ、どうでしょう。て言うか、あんまり驚かないね、深緋ちゃんは」