吸血少女はハニーブラッドをご所望です(コミカライズ原作です)
外はもう暗い。深緋はチラッと窓に目を向けてから、また視線を戻した。
「このままなにもしないで、ジッとなんかしていられないよ。リリーさんが助かる方法が有るかどうか、谷へ行ってちゃんと聞いてくる」
白翔は深緋と向かい合って座り、暫し無言になる。
「それ……。俺も行きたいって言ったら。やっぱり駄目だよな?」
「……ごめん。今回はひとりで行かせて? 前みたいに、白翔が狙われることがあるといけないし。怖いから」
「……うん」
「けどその代わり、儀式を受けるときに同伴が可能かどうかはちゃんと聞いてくる。だから待ってて欲しいの」
「わかった。でも無茶だけはしないって約束して?」
うん、と頷いてからローテーブルに置きっぱなしにしてあるテレビのリモコンを取り、暗い画面に向ける。なんとなく、テレビがついていないのがうら寂しく、白翔が帰る前に音で満たしておきたくなった。
そろそろ二十時へ差し掛かろうとしており、今はニュースが報道されている。
「白翔、今日はありがとう」
ポソッと礼を言った矢先。テレビに向いていた白翔の目が、その内容に惹きつけられるように、大きく開いた。つられて深緋もテレビを見つめ、息を呑む。
画面の右上には“山中で女性の遺体発見、四人目か?”という見出しが出ている。
「このままなにもしないで、ジッとなんかしていられないよ。リリーさんが助かる方法が有るかどうか、谷へ行ってちゃんと聞いてくる」
白翔は深緋と向かい合って座り、暫し無言になる。
「それ……。俺も行きたいって言ったら。やっぱり駄目だよな?」
「……ごめん。今回はひとりで行かせて? 前みたいに、白翔が狙われることがあるといけないし。怖いから」
「……うん」
「けどその代わり、儀式を受けるときに同伴が可能かどうかはちゃんと聞いてくる。だから待ってて欲しいの」
「わかった。でも無茶だけはしないって約束して?」
うん、と頷いてからローテーブルに置きっぱなしにしてあるテレビのリモコンを取り、暗い画面に向ける。なんとなく、テレビがついていないのがうら寂しく、白翔が帰る前に音で満たしておきたくなった。
そろそろ二十時へ差し掛かろうとしており、今はニュースが報道されている。
「白翔、今日はありがとう」
ポソッと礼を言った矢先。テレビに向いていた白翔の目が、その内容に惹きつけられるように、大きく開いた。つられて深緋もテレビを見つめ、息を呑む。
画面の右上には“山中で女性の遺体発見、四人目か?”という見出しが出ている。