恋愛Sim★comp

「な……何か、エロイ!!」と、手を引っ込めた。
ちっ……勘づいたか?
「うん。実はね……恋人つなぎをしてみたいんだ。」と、微笑んでみた。
……。
反応がなく、思考が固まったようです。
「ダメかな?言葉が出ないから、つながりが欲しい。……深く……入り込んだような体験が欲しい。」
俺の思ったままを伝えた。
聴きたいと言ったのは君なのに……
「……エロい……Hぃ~!!」
何故?何か、矛盾に腹が立った。
桜の木に押し付け、両手首を捕まえた。耳元で囁く。
「エロい?よく分からないな。ふふっ。……言葉は、抑えなくていいんだよね。容赦しないよ?くすくすくす……ね、何がエロい言葉なのか、言って?俺、分からないよ?ね、言って……ほら……」
「やっ……耳元で、止めて……H……エロ吉!」
謝ったら、許してあげようと思ったのに……
「許さない。くすっ。当ててみようか?君に入り込んだような感覚が欲しい。深く……君の中に入りたい。感じたいな……」
【ガクッ】
急に、重みがかかって比名琴が地面に座り込んだ。しかも、涙目。
あちゃ~~、やりすぎたか?
顔が、真っ赤……ボロボロと涙が零れる。
泣き虫にさせたのも、俺だね?ふふ……
比名琴の横に腰を下ろして、抱き寄せる。頬に伝う涙を軽く吸った。
不謹慎だけど、嬉しいな。
「ごめん。ただ、本当に純粋に……手をつなぐのも、どう違うのか知りたかったんだ。文字の世界は、読んだだけで興奮した。つなぎ方一つで、君を深く知ることが出来るのかと……」
「うぅ~~。今度、耳元で囁いたら赦さない。……しばらく、何も許さない……。」
涙目で、優位を示した意地悪な笑顔。
「……参ったな。汚いよ、女の子が有利じゃないか。はぁ……」
苦笑いの俺の頬に、君からのキス。
「へへっ。今は、これで我慢してね♪」
可愛い……
「君は、俺を心臓麻痺で殺す気なの?息が出来なくなる。」
「私は、何度も経験したわ。もっと経験しなさい!不公平よ、私ばっかり……」
「俺の心は、君だけに反応するよ……」


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