妖精渉る夕星に〜真摯な愛を秘めた外科医は、再会した絵本作家を逃さない〜
 指で腹部をなぞりながら、ゆっくりと足の間へ移動させ、誰にも触らせたことのない秘部をなぞり始めた。

「あっ……ダメ……!」

 花梨が苦しげにそう言ったが、北斗は興奮したように鼻息を荒くしたかと思うと、嬉しそうに微笑んだ。

「花梨、初めてって言ってたよね……。でもここ、蜜が溢れてトロトロになってる」
「う、嘘……知らない……」
「うん、知っているのは俺だけだね……これから先も俺だけでいいから……」

 そう言いながら北斗は、花梨の足の間で指を動かし続け、ある場所に到達するや否や、花梨の体が大きく震えた。その場所を念入りに弄り始めると、体の震えが止まらなくなり、頭が真っ白に塗った瞬間、体がビクンッと大きく跳ねた。

 ベッドに沈み込み、胸を大きく上下させている花梨に、北斗は貪るようなキスを繰り返す。もう何も考えられないほど、頭も体も快楽の波の中で揺れていた。

「慣らしていくから、痛かったら言って……」

 体の震えがおさまりかけた頃、北斗がそう呟いたが、花梨は意味がわからず首を傾げる。しかし足の間の蜜の隙間から、彼の指が自分の中へ挿入される感触がし、思わず腰を引いてしまいそうになった。

「なんか変な感じ……」
「だよね……痛みはある?」
「痛みはないけど……んっ!」

 唇を塞がれ舌を絡め合いながら、体の奥の方で彼の指の動きを感じるが、これが気持ちいいとはまだ思えなかった。少し痛みも感じ、ふわふわとしていた気持ちが徐々に現実世界に引き戻されていく。

 私の体、おかしいのかな──そう思った途端、先ほどの刺激を感じた場所を彼の指が再び弄り始めた。三箇所を同時に攻められ、花梨の体が小刻みに震え始めたかと思うと、ゆっくりと絶頂へと昇りつめていき、ピクンと震えて体が弓形に反った。

 あぁ、もしかしてこれがイクっていうこと? ──どこか解放されたようなスッキリした気分に体の力が抜けていった。
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