御門くんの執愛攻めには抗えない~策士な年下御曹司は偽装婚約で愛し堕とす~
前でボタンを留める、モコモコとしたピンク色のパジャマ。それに、化粧を落として少し幼くなった顔、肩の前で緩めに結んだ長い髪も、オフっぽくてぐっとくる。
「かわいい……」
「そ、そんなまじまじと見ないでよ……って、なんで裸なの!」
みるみる頬を赤らめた美冬さんが、回れ右をして俺に背中を向ける。髪を結んでいるので、彼女の小さな耳たぶまで真っ赤に染まったのがよく見えた。
「これからもっと恥ずかしいところを見せ合うのに、これくらいで照れてどうするんですか?」
そう言って、綺麗に色づいた耳にチュッと口づける。
美冬さんはビクッと肩を震わせ、潤んだ目で俺を振り返った。
「だって……普段は基本的にあなたのスーツ姿しか見ないから……」
見慣れないから、恥ずかしいということなのだろう。俺は彼女に後ろから腕を回して抱きつき、耳元で尋ねる。
「どっちがカッコイイですか?」
「えぇ? ……スーツ……かな、やっぱり」
「そっか。まだ鍛え方が足りないか」
それなりに筋肉はあると思うけど、線は細い方だ。美冬さんを守るためにも、もう少し屈強な体つきになった方がいいかもしれない。
「そういうことじゃなくてさ」
「ん?」
「カッコいいのはスーツ着てる時だけど。こっちも、嫌いじゃないよ。なんていうかその……えっちで」