もう一度君に恋をする


花火大会が行われる河川敷には沢山の人が集まっている。


しばらくするとヒュードーンと花火が打ち上がる音がして、花火大会が始まった。


さっきまでガヤガヤ騒がしかった周りが一気に静かになり、みんな花火にくぎづけになっている。


「綺麗だね。」

「うん。」


私もさーちゃんも夜空に打ち上がる花火にみとれていた。


何発も打ち上がる花火を見ながら、さーちゃんには悪いけど本当は雄大と一緒に見に来たかったなと思った。


約1時間程で花火大会は終わり、人の波に飲み込まれながら私達も駅に向かって歩いていく。
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