(2025改稿版)俺の妻は本当に可愛い~恋のリハビリから俺様社長に結婚を迫られています~
けれど、庭園で頼子さんの弟に出会い、宿泊までして、未経験の出来事の連続に意識が向いてしまい、ショックが薄らいだのは事実だった。
なにより、ありえない失態にほかの事柄を考える余裕がなかった。
私は確かに課長に恋をしていたけれど、心がそこまで深く恋に染まっていなかったのかもしれない。
むしろ半ば課長を忘れるために引き受けた庭園利用方法を考えるのが、思った以上に楽しい。
半月ほどしか経っていないが、課長への恋心が“失恋”という心の箱にストンと入った気がしていた。
もちろん胸が切なく痛む日はまだあるが、少しずつ無意識に思い出にしようとしている自分に気づく。
一年の片想いの比にならない変化の速さの理由はよくわからない。
自分でもよく理解できない感情をかいつまんで親友に説明する。
頼子さんの了承を得て話していたので、すずは私が頼子さんに頼まれた一件も素性もすべて知っている。
「沙和が前向きな気持ちになれているならそれが一番よ。難しく考える必要はないんじゃない? 失恋を引きずるより新しい恋に目を向けるほうがいいし。なんなら頼子さんの弟を紹介してもらえば? 極上のイケメンなんでしょ?」
とんでもない提案に慌てて首を横に振る。
なにより、ありえない失態にほかの事柄を考える余裕がなかった。
私は確かに課長に恋をしていたけれど、心がそこまで深く恋に染まっていなかったのかもしれない。
むしろ半ば課長を忘れるために引き受けた庭園利用方法を考えるのが、思った以上に楽しい。
半月ほどしか経っていないが、課長への恋心が“失恋”という心の箱にストンと入った気がしていた。
もちろん胸が切なく痛む日はまだあるが、少しずつ無意識に思い出にしようとしている自分に気づく。
一年の片想いの比にならない変化の速さの理由はよくわからない。
自分でもよく理解できない感情をかいつまんで親友に説明する。
頼子さんの了承を得て話していたので、すずは私が頼子さんに頼まれた一件も素性もすべて知っている。
「沙和が前向きな気持ちになれているならそれが一番よ。難しく考える必要はないんじゃない? 失恋を引きずるより新しい恋に目を向けるほうがいいし。なんなら頼子さんの弟を紹介してもらえば? 極上のイケメンなんでしょ?」
とんでもない提案に慌てて首を横に振る。