【完結】売られた令嬢は最後の夜にヤリ逃げしました〜平和に子育てしていると、迎えに来たのは激重王子様でした〜
シルヴィーは無意識に首を横に振る。ホレスがアデラールとの子どもとわかってはいたものの、自分が王妃になる未来など一度も想像したことがなかったからだ。
「どんどんと外堀を埋められているような……」
心の中で思っていた本音がポロリと漏れ出る。
ハッとして口元を押さえたものの、アデラールにはしっかりしと聞こえていたようだ。
「僕はシルヴィーとしか結婚しないと言っているから、周りも必死だろうね」
「……っ!?」
アデラールからの笑顔の圧に焦りを感じてしまう。
こんなことをしなくても王太子であるアデラールが命令すれば、シルヴィーは従わなければならない。
それなのにどうして彼はまわりくどいやり方を続けているのか不思議で仕方ない。
「王家にご迷惑をかけるのではないのでしょうか。ホレスはまだしもわたしは表に出ない方が……」
「……!」
「それにわたしの魔法は華やかでも強いわけでもありません。それが理由で元伯爵家から追い出されました」
ホレスはまだまだ幼い。いくらでも今から学ぶチャンスがあるが、シルヴィーはとてもではないが王太子妃としては足りないことばかりだ。
「シルヴィーはやっぱり変わってないね。ますます好きになった」
「好きって……わたしをですか?」
「ああ、今すぐにドロドロに甘やかしてあげたいけれど、今は我慢するよ」
当たり前のことを当たり前のように言っているだけなのだが、恍惚とした表情で『好き』だと言うアデラールに驚愕していた。
(アデラール殿下は何か特殊な性癖がっ……!?)
「どんどんと外堀を埋められているような……」
心の中で思っていた本音がポロリと漏れ出る。
ハッとして口元を押さえたものの、アデラールにはしっかりしと聞こえていたようだ。
「僕はシルヴィーとしか結婚しないと言っているから、周りも必死だろうね」
「……っ!?」
アデラールからの笑顔の圧に焦りを感じてしまう。
こんなことをしなくても王太子であるアデラールが命令すれば、シルヴィーは従わなければならない。
それなのにどうして彼はまわりくどいやり方を続けているのか不思議で仕方ない。
「王家にご迷惑をかけるのではないのでしょうか。ホレスはまだしもわたしは表に出ない方が……」
「……!」
「それにわたしの魔法は華やかでも強いわけでもありません。それが理由で元伯爵家から追い出されました」
ホレスはまだまだ幼い。いくらでも今から学ぶチャンスがあるが、シルヴィーはとてもではないが王太子妃としては足りないことばかりだ。
「シルヴィーはやっぱり変わってないね。ますます好きになった」
「好きって……わたしをですか?」
「ああ、今すぐにドロドロに甘やかしてあげたいけれど、今は我慢するよ」
当たり前のことを当たり前のように言っているだけなのだが、恍惚とした表情で『好き』だと言うアデラールに驚愕していた。
(アデラール殿下は何か特殊な性癖がっ……!?)